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ネット速度が遅い時の原因と対処法|回線・Wi-Fi・機器を順番に確認

目次

ネット速度が遅いときは原因を3つに分ける

ネットが遅いと感じたら、回線、家庭内ネットワーク、端末の3つに分けて確認します。最初からルーターを買い替えると、原因がWi-FiやPCだった場合に症状が残ります。

10G回線でも同じです。10Gbpsは常時出る速度ではなく、接続先サーバー、混雑、機器性能で実測値は変わります。まず「いつ、どの端末で、何をしたときに遅いか」を書き出します。

最初に確認する5項目

  1. 1台だけ遅いのか、すべての端末が遅いのか
  2. 有線でも遅いのか、Wi-Fiだけ遅いのか
  3. 常に遅いのか、夜だけ遅いのか
  4. 速度測定だけ遅いのか、実際のダウンロードも遅いのか
  5. 機器や配線を替えた直後から遅いのか

この5つだけでも範囲をかなり絞れます。全端末が同時に遅いなら回線かルーター、1台だけなら端末かケーブル、Wi-Fiだけなら電波環境を先に疑います。

有線接続で基準値を測る

Wi-Fiの影響を外すため、可能ならPCをルーターへ直接つなぎます。VPN、クラウド同期、大きなダウンロードを止め、時間帯を変えて複数回測定します。1回の最高値ではなく、同じ条件でどの程度ぶれるかを見ます。

10G回線ではブラウザーや測定先がボトルネックになることもあります。回線事業者が案内する測定方法があればそれを使い、別の測定先とも比較します。

リンク速度が1Gへ落ちていないか確認する

10G回線で実測が1Gbps弱にそろう場合は、どこかが1Gリンクになっている可能性があります。PCのネットワーク状態、スイッチのLED、ルーターの管理画面でリンク速度を確認します。

  • ルーターのLANポートが1G
  • PCのNICが1GbE
  • USB LANアダプターやUSBポートが遅い
  • ケーブル不良で低い速度へネゴシエーションした
  • 10Gポートではなく隣の1Gポートへ挿している

ケーブルの規格が不明なら、短いCat6Aへ一時的に交換して試します。違いはLANケーブルのカテゴリ比較で確認できます。

Wi-Fiだけ遅いときの原因

2.4GHz帯につながっている

2.4GHzは遠くまで届きやすい反面、混雑しやすく速度も低めです。ルーターの近くで5GHzまたは6GHzへ接続し、同じ端末で測り直します。

ルーターから遠い、壁が多い

Wi-Fiは距離と障害物の影響を受けます。ルーターを床や棚の奥から出し、家の中央に近い高めの場所へ置きます。中継機を増やす前に設置場所を変えるだけで改善することもあります。

端末側のWi-Fi規格が古い

ルーターがWi-Fi 7でも、端末がWi-Fi 5なら端末側の範囲で接続します。端末の対応規格、接続帯域、リンク速度を確認します。

夜だけ遅いときは回線混雑も確認する

夜間だけ複数端末で遅くなるなら、回線やプロバイダー側の混雑も候補です。ただし、家族のバックアップやゲーム更新が同じ時間に動いている場合もあります。ルーターの通信量表示があれば、宅内で大きな通信が発生していないかを先に見ます。

IPv6 IPoEやIPv4 over IPv6を利用できる回線では、接続方式が想定どおりかも確認します。対応方式はプロバイダーごとに違うため、契約先の案内に従ってください。

宅内LANとインターネットを分けて測る

PCを2台用意できるなら、iperf3で家庭内LANだけのスループットを測れます。片方でiperf3 -s、もう片方でiperf3 -c サーバーのIPアドレスを実行します。

宅内LANが十分速く、インターネット測定だけ遅いなら回線側を疑いやすくなります。宅内LANも遅いなら、ルーター、スイッチ、ケーブル、NIC、PCのCPUやストレージを確認します。測定ツールの導入は各OSの公式パッケージや信頼できる配布元を使ってください。

機器を再起動する前に状態を記録する

再起動で直ることはありますが、原因の手掛かりも消えます。先に発生時刻、リンク速度、測定値、ルーターの警告を控え、その後にONU、ルーター、スイッチの順で再起動します。

再起動を繰り返さないと安定しない場合は、ファームウェア、温度、電源、ログを確認します。10G機器は熱を持ちやすいため、周囲をふさいでいないかも見てください。

設定を変える前に元へ戻せるようにする

MTU、ジャンボフレーム、NICのオフロードを手当たり次第に変えると、どれが効いたのか分からなくなります。現在値を記録し、一つ変更したら同じ条件で再測定します。

10G導入直後の確認順は10G回線で最初にやっておきたい設定を参照してください。ルーターのポート構成が合っていない場合は10G対応ルーターの選び方へ戻ります。

まとめ

ネット速度が遅いときは、有線1台で基準を測り、リンク速度、Wi-Fi、時間帯の順に確認します。宅内LANとインターネットを分けて測れば、回線契約を替えるべきか、機器や配線を直すべきか判断しやすくなります。

10G環境全体の構成は10Gネットワーク導入ガイドで確認できます。

参考にした公式情報

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